ホンダ小型ジェット (10/52)

ホンダは22日、米アリゾナ州フェニックスで、独自開発した小型ジェット機「ホンダジェット」の納入開始を記念する式典を行った。研究着手から30年を経て、創業者の故・本田宗一郎氏が夢見た「航空機への参入」が実現した。 式典には、富裕層の個人や企業顧客、販売業者など約130人が出席し、納入開始を祝った。八郷隆弘社長は「創業者の夢であったジェットを届けることができ、うれしく思う」と語り、着実に事業を継続させていくと強調した。ホンダジェットは約450万ドル(約5億3000万円)と同クラスでは高めだが、燃費性能の高さや機内空間の広さが特長。米セスナ・エアクラフトやブラジルのエンブラエルが先行する中、受注は100機を大きく上回っており、米航空機子会社の藤野道格社長は「商品の競争力で勝負する」と意気込む。 写真は、ホンダジェットの納入開始式典に出席した八郷社長(中央)(2016年01月22日) 【時事通信社】