環境活動家による名画襲撃 (9/13)
オランダ人画家フェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女」=10月27日、ハーグ【AFP時事】 オランダ・ハーグのマウリッツハイス美術館で27日、17世紀のオランダ人画家フェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女」に環境保護活動家が頭部を接着させる騒ぎがあった。美術館によると、絵画はガラスで保護されているため、損傷などはなく無事だった。 交流サイト(SNS)に投稿された動画では、活動家は「ジャスト・ストップ・オイル(石油をやめろ)」と書かれたTシャツを着用。「この絵はガラスに守られているが、子供たちの未来は守られていない」などと叫びながら、2人が絵画や周囲の壁に頭部や手を接着させ、もう1人は何かを絵に投げ付けた。警察はベルギー国籍の40代の男3人を拘束。様子を見ていた訪問客からは「恥を知れ」などと罵声が飛んだ。 欧州各地では最近、環境活動家らが有名絵画への襲撃を繰り返している。ロンドンの美術館でゴッホの代表作「ひまわり」にトマトスープがかけられたほか、ドイツでもフランス人画家モネの作品にマッシュポテトが投げ付けられた。(2022年10月27日)