大腸内視鏡、AIで精度向上 国立がん研とNECがソフト開発
国立がん研究センターとNECは13日までに、人工知能(AI)を使った大腸内視鏡用の診断支援ソフトウエアを開発し、医療機器として承認を得たと発表した。医師の肉眼による大腸がんや病変の見逃しを減らし、診断精度の向上に役立つと期待される。NECは国内で販売を開始し、欧州でも近く始める予定。
大腸がんは前段階の病変である腫瘍性ポリープや早期がんの時点で、内視鏡により切除することが重要。しかし、病変が小さかったり、大腸の内壁に似ていたりする場合、見つけにくい。医師が熟練していないと見逃されることがある。
ソフトは主要3メーカーの内視鏡に対応し、病変を検出すると大腸の画像上に円形マークで位置を示し、音で知らせる。AIにはNECの顔認証技術を応用。同センター中央病院内視鏡科で約1万2000種類の病変の画像に所見を付け、学習させた。(2021/01/13-08:52)
NEC Develops AI-Based Diagnosis Software for Colonoscopies
Japanese electronics maker NEC Corp. has developed artificial intelligence-based diagnosis-support software for colonoscopies, jointly with Japan's National Cancer Center.
The software, compatible with endoscopy equipment of three major manufacturers, automatically marks potential bowel cancer and other lesions from images taken during endoscopic procedures.
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