日米、宇宙監視協力で合意 人工衛星、相互利用可能に
日米両政府は15日、宇宙監視能力の強化を目的に人工衛星を相互利用する「ホステッド・ペイロード協力」について合意した。茂木敏充外相とヤング駐日米臨時代理大使が東京都内で会談し、合意文書を交わした。これにより日米どちらかが運用する人工衛星に、もう一方が開発した監視機器などを取り付けることが可能になる。
2023年度の運用開始を目指す日本の準天頂衛星「みちびき」6、7号機に、米国の「宇宙状況監視センサー」を搭載することを想定。地球の周囲を浮遊するロケットの破片など「宇宙ごみ(スペースデブリ)」への監視能力向上を図る。
ホステッド・ペイロードに関する日米協力は18年、当時の安倍晋三首相が来日したペンス米副大統領と、具体化に向けた検討を進めることで合意。今年6月に閣議決定された宇宙基本計画に盛り込まれた。(2020/12/15-19:59)
Japan, U.S. Agree to Enhance Space Monitoring
Japan and the United States on Tuesday concluded an agreement to strengthen their space-monitoring capabilities through mutual use of their satellites.
The so-called hosted payload cooperation agreement allows the two sides to mount monitoring devices developed by one country onto satellites operated by the other.
Japanese Foreign Minister Toshimitsu Motegi concluded the agreement with Joseph Young, charge d'affaires ad interim at the U.S. Embassy in Tokyo.
Under the pact, the two countries expect to install U.S. space-monitoring sensors on two Michibiki quasi-zenith satellites of Japan seen entering into operation in fiscal 2023.
The move would help enhance their capabilities to monitor space debris circling Earth.
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