日枝氏がフジ親会社の経営諮問委辞任 役員は減員、若返りへ
元タレントの中居正広さんと女性とのトラブルを巡り、一連の対応が問題視されているフジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングス(HD)は27日、定例取締役会を開いた。終了後、フジ・メディアHDの金光修社長は取材に応じ、フジサンケイグループ代表で、両社の取締役相談役も兼ねる日枝久氏がフジ・メディアHDの経営諮問委員会委員を辞任したと発表した。日枝氏は転倒による腰椎圧迫骨折で入院し、27日の取締役会を欠席したという。
経営諮問委は、重要な経営課題について協議し、取締役会に助言する組織。金光氏は今後、同委で「速やかに新たな役員体制について議論していく」とし、役員の人数を減らすとともに若返りを図る方針も表明した。
フジテレビの清水賢治社長は、社内に設置した「再生・改革プロジェクト本部」が検討する再発防止と風土改革案の途中経過を公表。社員が会食や会合に出席する際は参加者の人権の尊重を最優先するなどとしたガイドラインの策定などを盛り込んだ。清水社長は、被害を申告した女性から相談を受けた後も番組への中居さんの起用を続けたことを「不適切な判断だった」として謝罪。今後も「社内のあらゆる制度、風土、意識について聖域なき改革を実行し、信頼回復を目指す」と語った。
一連の問題は、中居さんのトラブルを伝えた昨年12月の週刊誌報道が発端。トラブルは2023年6月に発生したが、フジが中居さんの番組出演を継続したことや、今年1月17日に開いた記者会見の運営方法が透明性に欠けるものだったことなどに批判が高まった。スポンサー企業の間でCMの差し替えや差し止めの動きが広がり、フジは同27日に港浩一社長(当時)と嘉納修治会長(同)が引責辞任した。
この問題に対するフジの対応については、外部の弁護士らで構成する第三者委員会が調査、検証を行い、3月末をめどに報告書を提出する予定。(2025/02/27-21:37)



Fuji Media Longtime Director Hieda Resigns from Advisory Panel
Hisashi Hieda, a longtime director at Fuji Media Holdings Inc., has stepped down as a member of its management advisory committee, Fuji Media President Osamu Kanemitsu said Thursday.
Kanemitsu, speaking at a press conference, also announced plans to reduce the number of directors on the Japanese company's board and bring in younger members.



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