富士ソフト買収価格上げ 競合社超え、決着狙う―ＫＫＲ
米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ（ＫＫＲ）は４日、システム開発の富士ソフトに対し実施中のＴＯＢ（株式公開買い付け）価格を１株９４５１円から９８５０円に引き上げると発表した。ファンドの米ベインキャピタルが提案するＴＯＢ価格９６００円を上回る水準に設定し、争奪戦の決着を狙う。
ＫＫＲは富士ソフト側の賛同を得てＴＯＢを実施しており、７日までとしていた期間を１９日まで延長する。ＫＫＲは「公開買い付けの長期化に伴い、対象者（富士ソフト）の企業価値を毀損（きそん）する懸念も生じ得る」と説明した。（2025/02/04-17:04）
KKR Raises Tender Offer Price for Fuji Soft
U.S. investment fund KKR said Tuesday that it will raise the purchase price of its ongoing tender offer for Japanese system developer Fuji Soft Inc. to 9,850 yen per share from 9,451 yen.
By raising its offer price, KKR hopes to defeat a planned bid by another U.S. investment fund, Bain Capital LP, which is preparing to offer 9,600 yen for each Fuji Soft share.
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