9月機械受注、0.7%減 3カ月連続マイナス―内閣府
内閣府が18日発表した9月の機械受注統計(季節調整値)によると、企業の設備投資の先行指標となる民間需要(変動の大きい船舶・電力を除く)の受注額は前月比0.7%減の8520億円だった。マイナスは3カ月連続。基調判断は「持ち直しの動きに足踏みが見られる」に据え置いた。
同時に発表された7~9月期の民需は、前期比1.3%減の2兆5850億円と、2四半期連続のマイナスとなった。半導体製造装置などが減った。農林中金総合研究所の南武志理事研究員は「海外経済減速や国内のサービス消費が期待ほど回復していないことで、企業が設備投資に慎重になっている」と指摘している。
9月の民需の内訳は、製造業が0.01%減の3883億円とほぼ横ばいだった。造船業でエンジンなどが伸びたが、化学工業は前月が好調だった反動で減少。非製造業は1.5%増の4537億円となり、通信業で携帯電話の基地局向け通信機、農林漁業は建設機械などが伸びた。官公需や外需などを加えた受注総額は2.9%減の2兆8764億円となった。(2024/11/18-11:27)
Japan Core Machinery Orders Fall 0.7 Pct in Sept.
Japan's seasonally adjusted core machinery orders in September fell 0.7 pct from the previous month, down for the third straight month, the Cabinet Office said Monday.
Private-sector orders excluding those for ships and power equipment, closely watched as a leading indicator of corporate capital spending, totaled 852 billion yen.
The result was far weaker than the median forecast of a 2.1 pct rise in a Jiji Press survey of 17 economic research institutes.
The Cabinet Office kept its basic assessment unchanged, saying that the pickup in machinery orders is at a standstill.
Machinery orders from manufacturers edged down 0.01 pct to 388.3 billion yen, while core orders from nonmanufacturers rose 1.5 pct to 453.7 billion yen.
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