テレワークブース、会社内にも 「個室」で集中、需要拡大
個室型のテレワークブースの需要が伸びている。新型コロナウイルス禍でリモートワークなど多様な働き方が定着し、移動の隙間時間に駅や商業施設でブースを利用する人が増加。集中して働けるとして、オフィスでも導入が広がっている。
富士フイルムビジネスイノベーション(東京)が東京メトロ(同)と連携して、地下鉄駅構内などに設置している個室型ワークブース「ココデスク」。電源やモニターを備え、15分275円から利用できる。人流が回復し、昨年12月の稼働率は前年比2倍に伸長。両社は3月中旬までに、地下鉄構内の設置台数を昨年12月比約1.3倍となる72台に順次増やしていく計画だ。
固定席をなくすなど自由度の高い職場が増える中、集中したい時や外部との打ち合わせにブースを活用する事例も広がる。コクヨの可動式ブース「ワークポッド」の2022年の販売数は前年比1.7倍。最近は出社する人も増え、複数が入れるタイプも人気だ。5月には壁を一部取り払い、周囲と交流しやすいタイプも投入する。
日立製作所は、吸音効果のある樹脂を素材に採用した軽量型ワークブースを昨年末に販売。室内の静かさや、「設置した後でも利便性を考えて場所を変えやすいのが強み」(担当者)で、学生の就職活動や患者らの仕事スペースとして需要が見込まれる大学や病院もターゲットにしている。(2024/02/19-20:32)
Demand for Private Work Booths Growing in Japan
Demand for private work booths is growing in Japan in response to changes in work styles and environments.
The number of people who use private work booths at stations and commercial facilities is increasing, reflecting diversifying work styles such as remote work that became more common during the COVID-19 pandemic.
Fujifilm Business Innovation Corp. and Tokyo Metro Co. are working together to set up CocoDesk private work booths at locations such as subway stations.
CocoDesk, offering a power supply and computer monitor, can be used for 275 yen per 15 minutes. With the recovery in the number of people going out, the operating rate in December last year doubled from a year before.
The two companies plan to increase the number of such booths in subway stations to 72 by mid-March, up about 1.3 times from December.
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