沢尻エリカ被告に有罪 「動機は安直」―合成麻薬所持・東京地裁
東京都目黒区の自宅で合成麻薬を所持したとして、麻薬取締法違反罪に問われた女優の沢尻エリカ被告(33)の判決が6日、東京地裁であった。滝岡俊文裁判官は「発覚しなければよいという安直な動機で、非難に値する」と述べ、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。沢尻被告側は起訴内容を認めていた。
滝岡裁判官は、被告は周囲から注意されていたのに、規制薬物を入手できる知人との付き合いを重ね、LSDは知人女性から、その他の薬物は知人男性から入手したと指摘。「規制薬物の社会的害悪を顧みなかった」と批判する一方、保釈中に入院治療を受けたことなどを考慮し、刑の執行を猶予した。
沢尻被告は被告人質問で、入院の際に軽度の大麻依存症と診断されたと明かし、「気付けば薬物に制されていた。薬物がつなげた偽りの友情にとらわれた」と述懐。今後の活動については「女優への復帰は考えていません。多くの方を傷つけた代償は大き過ぎ、資格はないと思っている」と語っていた。
判決によると、沢尻被告は昨年11月16日、自宅でカプセルに入った合成麻薬MDMAの粉末約0.198グラム、LSDを含んだ紙片約0.084グラムと液体約0.601グラムを所持した。
判決後、沢尻被告は「私の身勝手な行動で多くの人を裏切り、傷つけてしまい、心から深くおわび申し上げます。更生に向けて努力することが唯一の償いと考えております」などとするコメントを出した。(2020/02/06-22:04)
Actress Sawajiri Gets Suspended Sentence for Drug Possession
Tokyo District Court on Thursday sentenced Japanese actress Erika Sawajiri to 18 months in prison, suspended for three years, for possessing synthetic drugs.
"She had a facile idea that it would be fine as long as nobody found out," judge Toshifumi Takioka said in the ruling. "She deserves a rebuke."
Sawajiri had pleaded guilty. The prosecution sought an 18-month term.
The judge said Sawajiri kept relationships with acquaintances from whom she could get illegal drugs, despite opposition from people around her.
She received LSD from a female acquaintance and other drugs from a male acquaintance, the judge said, adding, "She ignored the social evils of illegal drugs."
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