対韓国、強硬姿勢変わらず=河野氏横滑り、継続重視-安倍首相
安倍晋三首相は内閣改造後も、韓国に対して、引き続き厳しい姿勢で臨む方針だ。韓国との間で懸案を抱える外務、防衛、経済産業の3閣僚には、これまで対韓外交を担ってきた河野太郎前外相を防衛相に横滑りさせるなどした。徴用工問題では韓国側の具体的な対応を強く迫る考えだ。
河野氏は外相時代、徴用工問題をめぐる韓国側の対応を受け、南官杓駐日大使に「極めて無礼だ」と抗議し、韓国が日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄を決めた際も「地域の安全保障環境を見誤った」と断じた。河野氏の防衛相起用について、政府高官は「閣内から外せば、問題があったと思われかねない」と述べ、外交の継続性を重視したと解説する。
外相には、首相がその手腕を評価する茂木敏充氏を据えた。茂木氏は13日の記者会見で、外交当局間の接触は続ける意向を示しつつ、「国際法違反の状態の一刻も早い是正を求める」と述べ、一歩も引かない姿勢を強調した。
輸出管理を所管する菅原一秀経産相は菅義偉官房長官に近い。自民党関係者は3閣僚の顔触れについて、「対韓外交は今後も官邸が主導する」との見方を示した。
韓国政府は11日、日本政府による輸出管理強化に対し、世界貿易機関(WTO)に提訴したことを発表。日韓対立が泥沼化する中、日本政府関係者は「韓国はこの布陣を見て身構えているだろう。強硬姿勢は変わらないとのメッセージになる」と強調した。(2019/09/15-08:12)
Abe Seen Maintaining Hard-Line Stance against S. Korea
The lineup of Prime Minister Shinzo Abe's new cabinet, inaugurated on Wednesday, suggests that the Japanese government plans to continue taking a hard-line stance against South Korea.
For the posts of foreign, defense and trade ministers, who cover areas of dispute with Seoul, Abe took measures, including shifting the role of Taro Kono from foreign minister to defense minister.
Abe plans to strongly urge South Korea to take concrete actions over court rulings that have ordered Japanese companies to pay compensation to South Korean plaintiffs over wartime labor.
Japan's position is that the issue of war-related claims, including for wartime labor cases, was settled by a 1965 bilateral agreement.
During his time as foreign minister, Kono criticized South Korean Ambassador to Japan Nam Gwan-pyo as "extremely rude" during a meeting on the wartime labor issue.
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