「核廃絶へメッセージを」=ローマ法王訪問を歓迎-広島・長崎
ローマ法王の被爆地訪問が決まったことについて、広島、長崎両市の被爆者らからは13日、「核廃絶へ力強いメッセージを」「非常に意義がある」と歓迎する声が上がった。
長崎市の被爆者でカトリック信徒の深堀好敏さん(90)は「大変ありがたい。核兵器廃絶へ力強いメッセージを発信してほしい」と期待。「今回の訪問で、核なき世界へ前進することを願っている」と力を込めた。長崎原爆被災者協議会の田中重光会長(78)は「核兵器の非人道性を世界に向けて訴えてもらいたい」と語った。
広島県原爆被害者団体協議会の箕牧智之理事長代行(77)は「胸躍る気持ち」と明るい声で話した。別の県被団協の佐久間邦彦理事長(74)は「被爆者の声を聞き、バチカンに帰られても語ってほしい」と笑顔で訴えた。
松井一実広島市長は「被爆者の思いをしっかりと受け止め、(各国の)為政者のあるべき方向性を示してもらいたい」と求めた。田上富久長崎市長は「長崎を最後の被爆地にしようと発信していただきたい」と強調した。(2019/09/13-22:16)
Hiroshima, Nagasaki Welcome Pope Francis' Visit
Hibakusha atomic bomb survivors in Hiroshima and Nagasaki welcomed news Friday that Pope Francis will visit the two Japanese cities in November.
The Pope will visit Hiroshima and Nagasaki to mourn the victims of the U.S. atomic bombings in August 1945 in the closing days of World War II.
"I'm really grateful. I hope the Pope will send strong messages for the total abolition of nuclear weapons," said Yoshitoshi Fukahori, a 90-year-old Nagasaki hibakusha and Catholic. "I want this visit to be a step forward toward a nuclear-free world," he said.
"I want the Pope to listen to the voices of hibakusha and tell the stories back in the Vatican," said Kunihiko Sakuma, 74, head of a hibakusha group in Hiroshima.
Hiroshima Mayor Kazumi Matsui said, "I want the Pope to take the thoughts of hibakusha seriously and show how global leaders should be."
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