ベラルーシ選手、ポーランド亡命へ 大使館でビザ発給、東京五輪初
東京五輪陸上のベラルーシ代表で、本国からの帰国命令を拒否して都内に滞在しているクリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手(24)が2日、在日ポーランド大使館を訪れ、同国への亡命に向けた書類を提出した。この後、ポーランド外務省高官は人道的理由からビザを発給したとツイッターで発表。本人は近く出国するとみられる。
ベラルーシは「欧州最後の独裁者」と呼ばれるルカシェンコ大統領が強権支配を続け、同国オリンピック委員会も影響下に置く。実際に政治亡命に発展すれば、東京五輪開幕後初めて。
ツィマノウスカヤ選手は2日の女子200メートル予選に出場する予定だった。仲間のドーピング検査をめぐる不手際で、5日の女子1600メートルリレー予選にも出るよう迫られ、インスタグラムでコーチを批判したことから代表を外された。1日に選手村の荷物をまとめて帰国するよう強制された後、羽田空港で警察などに保護を求めた。
日本時間1日夜に動画の声明で「国際オリンピック委員会(IOC)に支援を求める」と要請。母国で紹介されたインタビューでは「ベラルーシで投獄されるかもしれない」と訴えた。
IOCのアダムス広報部長は2日、選手に接触したと明かした上で、日本の当局が身の安全を確保していると説明。本人が第三国への亡命を希望していることから、チェコなども受け入れの用意を示していた。(2021/08/02-20:33)
Belarus Olympian Refusing to Return Home Gets Visa for Poland
Belarusian athlete Krystsina Tsimanouskaya, currently staying in Tokyo, has obtained a humanitarian visa for Poland after refusing on Sunday to take a flight home ordered by her country, it was learned on Monday.
Tsimanouskaya is "already in direct contact with Polish diplomats in Tokyo," Poland's deputy foreign minister Marcin Przydacz said on Twitter.
"Poland will do whatever is necessary to help her to continue her sporting career," the official said.
The 24-year-old sprinter was slated to compete in the women's 200-meter event in the ongoing Olympics, but she was removed from the national team after criticizing coaches.
Tsimanouskaya has condemned a crackdown on protesters by the administration of Belarusian President Alexander Lukashenko over last summer's presidential election.
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