東芝、旧村上系の株主提案可決 昨年総会の「圧力」調査へ
東芝は18日午前、東京都内で臨時株主総会を開き、「物言う株主」として知られる旧「村上ファンド」系投資会社の提出議案が過半の賛成を得て可決された。ファンド側は、昨年7月の定時株主総会で「一部の株主が圧力を受け、議決権行使をしなかった」と主張し、会社から独立した弁護士による検証を求めていた。今後選任された弁護士が調査を実施する見通しだ。
可決されたのは、筆頭株主で旧村上ファンド関係者が設立したシンガポールの投資ファンド、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントの議案。海外機関投資家に影響力を持つとされる米議決権行使助言会社2社が賛成を推奨し、海外投資家が支持に回ったもようだ。
18日の臨時総会で東芝は、監査委員会が調査した結果、大株主から「定時総会前にある人物から接触があり、議決権を行使しなかった」との回答があったと公表した。これまで東芝は「監査委員会が調査したが、さらなる調査を必要と認めるべき事情はなかった」と説明。株主提案に反対した。(2021/03/18-12:58)

Toshiba Shareholders Back Proposal for Independent Probe
Shareholders of major Japanese electronics and machinery maker Toshiba Corp. voted at an extraordinary meeting Thursday to approve a proposal from its top shareholder for an investigation by independent lawyers into allegations of pressure on some shareholders not to exercise their voting rights.
The proposal was submitted by Effissimo Capital Management Pte., a Singapore-based fund set up by former colleagues of Japanese activist investor Yoshiaki Murakami.

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