2025-04-14 16:38スポーツ

マキロイ、くじけず偉業=史上6人目のグランドスラム―マスターズゴルフ

優勝を決めてグリーン上で喜ぶロリー・マキロイ=13日、米ジョージア州オーガスタ(AFP時事)
優勝を決めてグリーン上で喜ぶロリー・マキロイ=13日、米ジョージア州オーガスタ(AFP時事)

 【オーガスタ(米ジョージア州)時事】男子ゴルフのマスターズ・トーナメントは13日、ロリー・マキロイ(英国)が初優勝を果たしてメジャー4大会全制覇(グランドスラム)を達成し、幕を閉じた。「ジェットコースターのような一日」の末に、史上6人目の偉業を成し遂げた。
 2位に2打差をつけての首位で最終ラウンドへ。マスターズでは2011年も単独トップで最終日を迎えながら、80と崩れて15位に終わった苦い経験がある。「けさは信じられないほど緊張していた」。そう打ち明けた。
 1番はティーショットをバンカーに入れるなど乱れ、いきなりダブルボギー。ただ、かえって「緊張がほぐれた」とも感じた。一時、リーダーボードのトップを明け渡しながらも、抜群の飛距離も生かして粘り強くバーディーを重ね、再び首位に立った。
 パー5の13番でこの日二つ目のダブルボギー。18番では入れば優勝のパーパットを外したが、今回はくじけなかった。通算11アンダーで並んだジャスティン・ローズ(英国)とのプレーオフは、1ホール目で1メートル強のバーディーチャンスを落ち着いて物にし、歓喜の瞬間が訪れた。
 最後にメジャーを勝ってから10年以上が経過していた。マスターズ覇者のグリーンジャケットを手にできるのか、確信を持てない時期もあったという。生みの苦しみを十分に味わった先に待っていた栄冠。来月36歳になる名手は「ゴルフ人生で最高の日」と言った。
[時事通信社]

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