村上、流れ呼び込む快投=テンポ良く投げ2連勝―プロ野球・阪神

負ければ、引き分けを挟んで4連敗という状況だった阪神。開幕直後の正念場とも言える試合で、悪い流れを村上が断ち切った。7回1失点。昨季のリーグ覇者を相手に「自分の投球をしようと思ってマウンドに上がった」。自然体を貫いた。
二塁打2本を浴びて失点する不安な立ち上がりだったが、動じない。スライダーやチェンジアップなど変化球を丁寧に低めに制球。巧みに打者の狙いを外した。二回から4イニング続けて走者を出さず、七回1死一、三塁のピンチでも無失点で切り抜けた。藤川監督が「完璧。非常に安定していた」と絶賛する投げっぷりだった。
初めて開幕投手を務めた3月28日の広島戦では、九回途中無失点と好投。その時は135球を投げたが、この日はテンポ良く88球で試合をつくった。引っ張られるように打線も13安打7得点とつながった。
2023年に最優秀選手(MVP)と新人王を同時に受賞した右腕。昨季は成績を落とし、チームの連覇も果たせなかった。「昨年は悔しい思いをしたので、やり返すという気持ち」。まずは自身開幕2連勝と上々のスタートを切った。
[時事通信社]
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