自民・萩生田氏ら処分満了=「裏金」議員、石破首相と距離
自民党派閥の裏金事件を巡り、旧安倍派の萩生田光一元政調会長らの処分期間が3日に満了した。今後、復権に向けて活動を本格化させる見通しだ。多くは石破茂首相と距離を置いており、低空飛行が続く政権の波乱要因となる可能性もある。
萩生田氏は同日、コメントを発表。改めて裏金事件を陳謝した上で「反省を胸に刻み、信頼回復に全力を尽くす。初心に立ち返り、日本の発展と国民生活の向上に誠心誠意取り組む」と記した。
同党は昨年4月に処分を決定。旧安倍派では、下村博文元政調会長と西村康稔元経済産業相が党員資格停止1年、萩生田氏と松野博一前官房長官が党役職停止1年などとなった。
それでも世論の厳しい批判は収まらず、首相は昨年10月の前回衆院選で処分対象者の一部を非公認とし、下村氏は落選。当選した萩生田氏らも衆院政治倫理審査会での弁明を強いられ、「はらわたは煮えくり返っている」(閣僚経験者)という。
ただ、いずれも表立った首相批判は控えている。党内では、世論の逆風を招いた旧安倍派に対する反発が根強いためだ。閣僚の一人は「元はといえば自分たちの責任だ」と突き放した。
[時事通信社]
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