東京株急落、3万5000円割れ=一時1600円安、円は急伸―米相互関税で市場動揺
3日の東京金融市場では、トランプ米大統領による相互関税の発表を受け動揺が広がった。投資家のリスク回避の姿勢が強まり株価は急落、円高、債券高が加速した。株式市場では日経平均株価が一時、前日比1600円超下落するなど、ほぼ全面安の展開。終値は989円94銭安の3万4735円93銭と、昨年8月以来8カ月ぶりに3万5000円を割り込んだ。
トランプ氏は日本に24%の関税を課すと表明。市場の「10%程度」(外資系運用会社)との予想を大きく上回り、「業績悪化は避けられない」(大手証券)と懸念が広がった。半導体など輸出関連株を中心に下落。景気悪化で日銀の早期利上げは困難になるとの見方から、銀行株は7%超の大幅安となった。
外国為替市場では安全資産とされる円が買われ、円相場は一時1ドル=146円台と、約3週間ぶりの水準に上昇した。中国と欧州連合(EU)が米国への対抗措置を講じる姿勢を示したことで、貿易戦争激化への警戒感が一段と高まった。
市場関係者は「リスク回避ムードが続いており、円相場は今年の高値である146円55銭よりさらに上昇する可能性がある」(国内銀行)と指摘した。午後5時現在は147円25~26銭と前日比2円40銭の円高・ドル安。
[時事通信社]
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