東京株、一時1600円安=8カ月ぶり3万5000円割れ―円急伸、トランプ関税嫌気
3日の東京金融市場は、トランプ米大統領が発表した相互関税を嫌気したリスク回避の動きが強まり、株安、円高、債券高が加速した。株式市場で日経平均株価は一時、前日比1600円超下落。取引時間中としては昨年8月以来、8カ月ぶりに3万5000円を割り込んだ。午前の終値は1052円18銭安の3万4673円69銭。
トランプ氏は貿易相手国に同水準の関税を課し、日本には24%をかけると表明した。市場は「税率が想定外に大きい」(銀行系証券)との受け止めから取引開始後に株価が急落。企業業績への影響は避けられないとして、自動車や銀行、半導体関連株を中心に全面安の展開となった。ただ「関税引き下げに向けた交渉はこれから」(大手証券)との期待感もあり、その後は下げ幅を縮小した。
外国為替市場では安全資産とされる円が買われ、円相場は一時1ドル=147円台半ばと3週間ぶりの円高水準に急伸した。午前11時現在は147円74~76銭と前日比1円91銭の円高・ドル安。
債券市場でも買いが強まり、長期金利の指標となる新発10年物国債(第377回債)の流通利回りが一時1.340%に急低下(債券価格は上昇)。約1カ月ぶりの低水準となった。
[時事通信社]
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