DeNA牧、狙い澄まして1号=主将が価値ある同点弾―プロ野球

打つべき球を確実に捉え、一塁方向へゆっくり歩きだした。DeNAの牧が三回に今季1号となる同点ソロ。「すごく大事だった」と言う阪神とのカード初戦で、流れを引き戻す一発を放った。
1点を先制された直後だった。才木の初球、狙っていた直球をフルスイング。打った瞬間にそれと分かる打球は左翼席中段まで届いた。「1球で捉えることができた」。プロ5年目で節目の通算100本塁打にあと1本と迫ると、九回には2点適時打も打った。
主将に就任して2年目。昨年の経験を踏まえ、「自分から言葉でも発信していかないと、チームはなかなか勢いづかない時もある」。開幕前日には自ら呼び掛けて選手とスタッフを集め、決起集会を開催。早速、姿勢で示した。
チームを束ねる26歳は、日本一連覇と27年ぶりのリーグ優勝を見据える。「きょうはたまたま仕留められた。次につなげていきたい」。開幕4戦目でのアーチは、初のシーズン30本塁打を目指す主砲の勢いを加速させそうだ。
[時事通信社]
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