ヤクルトの山田、節目の300号=こだわり捨てて偉業―プロ野球

ヤクルトの山田が力強く引っ張った打球は、左翼席の中段に飛び込んだ。二回に放った決勝の2ランは、節目の通算300号。「打ちたいと思って、野球の世界に入ってきた。打てるとは思っていなかったが、打ちたいという願望だけでここまできた」。今季初安打が記念の一発となった。
過去に30本塁打を5度も達成し、2015年には本塁打王(38本)に輝いた。実績を見れば長距離打者だが、本人はそれを否定する。プロ初本塁打は、12年8月に巨人のエースだった内海哲也からこの日と同じように左翼に引っ張った一発。20歳だった山田はこの一発を機に打撃を崩し、翌年9月まで本塁打は出なかった。
あの頃、「気持ちいいなと思って、欲が出るようになった」と語ったことがある。後に本塁打へのこだわりを捨て、広角に打ち分ける技術を身に付けたことで才能が開花。トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁以上)を3度も達成した。
当時の発言は「全然、覚えていない」と言う。本塁打を放っても、欲が出て打撃を崩すことはもうない。球史に残る好打者となり、史上46人目の偉業を達成した。
[時事通信社]
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