障害者施設で利用者15人虐待=和歌山市が行政処分

和歌山市の障害者支援施設「ビンセント療護園」の職員が利用者15人を虐待したとして、同市は28日、6カ月間の新規利用者受け入れ停止を命じる行政処分を行ったと発表した。
施設は社会福祉法人「愛徳園」(和歌山市)が運営。定員は75人で、重度の身体障害がある利用者に入浴や食事などのサービスを提供している。
市によると、内部通報を受けた愛徳園が市に報告。市が調査したところ、2024年夏ごろに施設の職員7人が利用者15人を虐待していたことが確認された。車いすに乗る利用者の胸ぐらをつかんで引きずり降ろしたり、耳や唇をクリップで挟んだりしていたという。
施設側によると、虐待を行った7人のうち2人は懲戒解雇、5人はけん責処分とされた。
施設は取材に対し、「行政処分を真摯(しんし)に受け止めて再発防止に向けた取り組みを行う。一日も早い信頼回復に取り組んでいく」とコメントした。
[時事通信社]
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