2025-03-23 09:37スポーツ

三木つばき、雪辱の金メダル=技術面で男子を探究―世界フリースタイル・スノボ

女子パラレル回転の表彰式で、金メダルを手にする三木つばき(中央)=22日、スイス・サンモリッツ(EPA時事)
女子パラレル回転の表彰式で、金メダルを手にする三木つばき(中央)=22日、スイス・サンモリッツ(EPA時事)

 【サンモリッツ(スイス)時事】スノーボードの世界選手権は22日、スイスのサンモリッツでパラレル回転が行われ、女子の三木つばき(浜松いわた信用金庫)が決勝でエステル・レデツカ(チェコ)を破り、金メダルを獲得した。
 雪辱のチャンスがすぐに巡ってきた。20日のパラレル大回転決勝でレデツカに敗れて銀メダルで、「また彼女と戦えるように」と意気込んでいた。迎えたパラレル回転の決勝で再戦。序盤にレデツカが転倒し、先行した三木も途中でバランスを崩したが、荒れ気味のコースを丁寧に滑り切った。
 探究心は旺盛だ。ワールドカップでは男子のタイムを目安に滑ることがある。技術面で男子を参考にすることも。試合の合間には、自身のレース動画を時間をかけてチェックする。
 レデツカはスノーボードに加えてアルペンスキーでも五輪の金メダルを持つ異例の「二刀流」。三木については、「素晴らしい選手。彼女と戦えることはうれしい」。ミラノ・コルティナ五輪の正式種目、パラレル大回転で再び2人が対戦する可能性も十分にある。
 今大会で二つのメダルを手にした三木は、「うれしいが8割、悔しいが2割。改善点も残った」と向上心は尽きない。
[時事通信社]

女子パラレル回転で金メダルを獲得し、笑顔の三木つばき=22日、スイス・サンモリッツ
女子パラレル回転で金メダルを獲得し、笑顔の三木つばき=22日、スイス・サンモリッツ

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