三木つばき、五輪女王に及ばず=パラレル回転で期す雪辱―世界フリースタイル・スノボ

五輪女王は簡単には勝たせてくれなかった。上位16人によるトーナメントの決勝。2018年平昌、22年北京の五輪2大会を制したレデツカと顔を合わせた三木は、0秒48の差で及ばなかった。
リードされた状態で迎えた終盤、レデツカのターンがわずかに乱れたが、そこで追い付けなかった。「力量の差が出たのかな」と三木。連覇を逃したとはいえ2位は堂々たる結果だが、今季のワールドカップ(W杯)で総合優勝を果たした21歳には悔いが残った。
三木にとって、23日で30歳になるレデツカはライバルであり尊敬する対象でもある。アルペンスキーでも五輪で金メダルを手にしている異例の「二刀流」選手。今季はスキーのレースに出ることが多く、スノーボードのW杯は不在が目立っただけに、三木は大舞台での対戦を心待ちにしていた。
強豪の壁にはね返され頂点に立てなかったものの、22日に予定されるパラレル回転で雪辱するチャンスはある。「また彼女と戦えるように頑張りたい」。高いレベルでの勝負に向けて気合を入れた。(サンモリッツ時事)
[時事通信社]
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