2025-03-21 08:44スポーツ

三木つばき、五輪女王に及ばず=パラレル回転で期す雪辱―世界フリースタイル・スノボ

スノーボード世界選手権の女子パラレル大回転で銀メダルを獲得し、笑顔を見せる三木つばき(左)。中央は優勝したレデツカ=20日、スイス・サンモリッツ(EPA時事)
スノーボード世界選手権の女子パラレル大回転で銀メダルを獲得し、笑顔を見せる三木つばき(左)。中央は優勝したレデツカ=20日、スイス・サンモリッツ(EPA時事)

 五輪女王は簡単には勝たせてくれなかった。上位16人によるトーナメントの決勝。2018年平昌、22年北京の五輪2大会を制したレデツカと顔を合わせた三木は、0秒48の差で及ばなかった。
 リードされた状態で迎えた終盤、レデツカのターンがわずかに乱れたが、そこで追い付けなかった。「力量の差が出たのかな」と三木。連覇を逃したとはいえ2位は堂々たる結果だが、今季のワールドカップ(W杯)で総合優勝を果たした21歳には悔いが残った。
 三木にとって、23日で30歳になるレデツカはライバルであり尊敬する対象でもある。アルペンスキーでも五輪で金メダルを手にしている異例の「二刀流」選手。今季はスキーのレースに出ることが多く、スノーボードのW杯は不在が目立っただけに、三木は大舞台での対戦を心待ちにしていた。
 強豪の壁にはね返され頂点に立てなかったものの、22日に予定されるパラレル回転で雪辱するチャンスはある。「また彼女と戦えるように頑張りたい」。高いレベルでの勝負に向けて気合を入れた。(サンモリッツ時事)
[時事通信社]

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