2025-03-20 18:31

万博会場、運営準備もヤマ場=スタッフが「おもてなし」研修

 大阪・関西万博の会場となる大阪市の夢洲で20日、会場内での案内や外国人観光客、迷子の対応などに当たるスタッフ「ゲストサービスアテンダント」の研修が行われた。スタッフは来場者に気持ち良く過ごしてもらうための「おもてなし」を重視しており、開幕まで残り1カ月を切る中、運営面の準備もヤマ場を迎えつつある。
 アテンダントは約1000人。定員(約600人)の約28倍に上る1万6000人超の応募者の中から採用された。フルタイムで週5日間勤務する「コアクルー」と、週1日以上で短時間勤務の「サポートクルー」の2種類で、言葉遣いなどの基礎研修を経て、今月から実践的な研修を重ねている。
 この日研修を受けたのはコアクルーのうち約300人。来場者役とスタッフ役に分かれ、車いす利用者のサポートや、自動翻訳システムを活用した多言語対応などを体験した。
 参加した林実倫さん(26)は「お客さまは特別な思いで来てくださると思うので、その一日一日をすてきにできるアテンダントになりたい」と意気込みを語った。亀井仁志さん(59)は「大阪ならではの楽しさをアピールしたい」と話した。
 会期中は、会場内外で来場者対応や万博PRを行うボランティア計約3万人も活動する見通し。 
[時事通信社]

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