スーパーの棚の前での決定時間は20秒以内=ミラノIULM大学教授〔GNW〕
【グローブニューズワイヤ】神経マーケティングと消費者心理学の専門家であるイタリア・ミラノのIULM大学のビンチェンツォ・ルッソ教授は、消費者がスーパーマーケット棚の前で過ごす平均時間は驚くほど短く、果物や野菜を含め、平均的な消費者が商品を購入するかどうかを決めるまでにかかる時間は4~20秒となっていると指摘した。ルッソ教授は「消費者は合理的に選択するわけではない。購入の決定において主な要因となるのは感情であり、その決定はほんの数ミリ秒で行われる」と説明している。その結果、商品を購入するか購入しないかの決定がこのような短い時間で行われると、果物や野菜商品の選択自体が価格や習慣のみに基づくというリスクがある。これは、商品の本質的な価値を損なう非常に深刻なリスクであるとしている。同教授は、「ヨーロピアン・アート・オブ・テイスト」のスポンサーであるCSOイタリアが主催したイベント「果物と野菜と神経マーケティング―変化する世界における消費者の理解」でこうした見解を明らかにした。〈GNW〉
【注】この記事はグローブニューズワイヤ提供(1001011979)。
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