天然記念物「イタセンパラ」を公開 愛知県一宮市
愛知県一宮市は、川に興味を持ってもらう事業の一環として、木曽川に生息する国の天然記念物「イタセンパラ」を展示している。市によると、日本固有の魚で、国内で3カ所にのみ生息する貴重な魚だという。
市は、環境省中部地方環境事務所の協力を得て、市役所内で1匹、一宮市尾西歴史民俗資料館で4匹展示している。市役所での展示は27日までで、同資料館は常設展示。
イタセンパラは全長最大で15センチほどになり、銀白色のうろこを持つ。濃尾平野、富山平野北西部、琵琶湖淀川水系で生息が確認されているが、外来種による捕食や密漁などが要因で、国に絶滅危惧種として登録されている。
担当者は「このような機会を通して、木曽川にこういう魚もいるということを知ってもらえたら」と話した。【もぎたて便】
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