2024-05-10 16:23

偽造免許で観光案内か=容疑でインドネシア人逮捕―警視庁

 偽造された運転免許証と在留カードを所持していたとして、警視庁月島署は10日までに、偽造有印公文書行使と入管難民法違反の疑いで、インドネシア国籍の解体作業員、リドワン・アンドリヤント容疑者(38)=愛知県蒲郡市形原町=を逮捕した。容疑を認め、「観光客をディズニーランドに送り届ける途中だった」と話している。
 同署によると、アンドリヤント容疑者は2004年に不法滞在で強制送還された後、偽造パスポートで架空の人物に成り済まし、日本に同年再入国していた疑いもある。17年以降、インドネシアからの訪日客向けに観光案内をするとSNSで宣伝。日給2万円程度で、観光案内を約50回したと説明しているという。 
 同署は密入国や不法滞在の経緯を捜査するとともに、無許可で客を乗せていた「白タク」行為についても調べている。車は、偽造の運転免許証を使いレンタカー店で借りていた。
 逮捕容疑は昨年8月1日、東京都中央区晴海で、同署員に車の停止を求められた際、偽造の運転免許証と在留カードを示した疑い。
 アンドリヤント容疑者は免許証の照会中に隙を見て逃走。今月9日、蒲郡市内で逮捕された。
[時事通信社]

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