最大野党、過半数大幅超えの勢い=与党惨敗の公算、対日関係影響も―韓国総選挙
【ソウル時事】10日に投票が行われた韓国総選挙(定数300、任期4年)は、開票作業に入った。11日未明までに大勢が判明する見通し。KBSテレビによると、午後10時45分時点(開票率50.45%)で、保守系与党「国民の力」が97選挙区、革新系最大野党「共に民主党」が153選挙区でそれぞれリード。共に民主党が過半数を大幅に超える勢いで、与党惨敗の公算が大きくなっている。
改選前議席は与党が114、共に民主党が156。このままの勢いで開票が進めば、政権・与党と国会の「ねじれ」は解消できない。
開票に先立ち、KBSが出口調査に基づき、与党惨敗の予測を伝えると、国民の力トップの韓東勲・非常対策委員長は「最善を尽くしたが、出口調査の結果にはがっかりした」と語った。
総選挙は2022年5月に発足した尹錫悦政権の「中間評価」という位置付け。野党側が大幅に議席を伸ばせば、支持率が3割台と低迷する尹政権の求心力低下は避けられない。関係改善を基調とした対日外交にも影響する可能性がある。
[時事通信社]
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