マイナス金利解除は自然=黒田前日銀総裁が講演―NY
【ニューヨーク時事】黒田東彦前日銀総裁は2日、日米交流団体のジャパン・ソサエティー(米ニューヨーク)で講演し、日銀が3月にマイナス金利政策を解除したことについて、「金融政策の正常化は極めて自然なことだ」との認識を示した。春闘での賃上げ加速や物価上昇を理由に挙げた。
日銀は黒田氏が総裁在任中の2016年、デフレ脱却を目指し、マイナス金利政策を導入。同氏は「企業利益が2倍超に膨らんだ」などと成果を強調しつつも、日銀が掲げる2%の物価目標には届かなかったと在任期間を振り返った。
日本では、デフレ長期化で物価が上がらないとの認識が定着していたが、ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギーや食料の価格高騰を機に状況が変わったと指摘。円安進行による輸入品価格の上昇も相まって、「物価上昇率が3%台に達し、低かったインフレ期待が変化している」と説明した。
[時事通信社]
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