2024-03-31 18:38スポーツ

実力者の面目躍如=金谷「勝ち続けたい」―東建男子ゴルフ

5番、バーディーを奪った金谷拓実=31日、三重・東建多度CC名古屋
5番、バーディーを奪った金谷拓実=31日、三重・東建多度CC名古屋

 実力者の面目躍如だった。中盤までアマチュアの中野が優勝争いを演じた国内初戦だったが、終わってみれば昨季賞金ランキング3位の金谷が優勝。「最後までやれば必ず勝つと思ってプレーしていた。その通りになってよかった」と喜んだ。
 最終日は第3ラウンド11番からスタート。8ホールで四つ伸ばして首位に躍り出ると、最終ラウンドもショットが切れて1、2番で連続バーディー。勢いは止まらなかった。
 8番(パー4)はピンまで150ヤードの第2打で4メートルに寄せ、これを沈めて前半で5バーディー。初優勝を狙う生源寺との差を保ち、後半も一つ伸ばして逃げ切った。大会記録の通算23アンダーをマークし、「4日間アイアンショットが安定していた」と自賛した。
 今季は欧州ツアーへの参戦を予定していたが、出場枠が回ってこない。やり切れない思いを抱える一方、昨季に賞金王となっていればこの事態を避けられたため、「やっぱり1番になることが大事」。気持ちを切り替え、一戦必勝で国内の試合に臨んでいる。
 今夏のパリ五輪出場を見据える金谷は、「(国内ツアーで)優勝すれば世界ランキングも上がる。とにかく勝ち続けたい」と闘志を燃やした。
[時事通信社]

ショットを放つ金谷拓実=31日、三重・東建多度CC名古屋
ショットを放つ金谷拓実=31日、三重・東建多度CC名古屋

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