国枝さん「一番高いレベル」=車いすテニス〔パラリンピック〕
テレビ中継の解説者として、会場で男子シングルス決勝を見守った東京大会金メダリストの国枝慎吾さんは「パラリンピックの歴史上、一番高いレベル。一番盛り上がった試合」と小田の健闘をたたえた。
引退後は試合の解説を務める機会が多く、昨年の全仏オープン決勝で小田が初めて四大大会を制した瞬間も見ていた。「特にリターンゲームでの迫力が出た。甘い球を逃さないぞ、という姿勢は、相手にサーブを打つのが嫌だという心境にさせる」と分析した。
かつて国枝さんに憧れて競技を始めた少年が、この種目での日本勢の大会連覇を成し遂げた。「頼もしい。バトンをつないだというより、彼がこれから新しいスタートを踏み出した意味の方が大きい」。18歳の計り知れない伸びしろにも期待した。(時事)
[時事通信社]
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