2024-03-29 21:33

シリア北部空爆で44人死亡=ガザ3病院で作戦継続―イスラエル

 【イスタンブール時事】イスラエル軍は29日、シリア北部アレッポの空港付近を空爆し、在英のシリア人権監視団によると、シリア軍兵士36人と隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラのメンバーら8人の計44人が死亡した。付近には、パレスチナ自治区ガザでイスラエルと交戦するイスラム組織ハマスに呼応してイスラエルへ砲撃を繰り返すヒズボラの武器庫があったとされる。
 さらに、同監視団によれば、首都ダマスカス近郊では29日、ヒズボラや親イラン勢力と深い関係を持つシリア軍高官が車に仕掛けられた爆弾で殺害された。イスラエル軍はさらに、レバノン南部で29日に行った空爆で、ヒズボラのロケット・ミサイル部門の幹部を殺害したと発表した。
 イスラエル軍は28日、ガザ南部ハンユニスのアマル病院付近で「テロリストのインフラに対する標的を絞った急襲作戦」を実施したと明らかにした。市内の2病院に加え、北部ガザ市のシファ病院でも軍事作戦を継続。イスラエルはハマスなどが民間人を盾に病院内に潜んでいるとして作戦を正当化しているが、身を寄せる患者らの犠牲拡大に懸念が高まっている。 
[時事通信社]

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