控えの川瀬、ここぞで力=見えない「準備」が奏功=プロ野球・ソフトバンク
プロ9年目で自身初のサヨナラ打を放ったソフトバンクの川瀬は、走り寄ってくる仲間と慣れない手つきでハイタッチを交わした。「いつも迎える側だったので、『こんな気分なんだ』と余韻に浸っている」と笑みを浮かべた。
八回に山川の代走で出場。同点の延長十回に、1死一、三塁で打席が回ってきた。直前に柳田が申告敬遠され、「心構えはできていた。三塁走者が(周東)佑京さんだったので、何とか前に」。強気に2球目をスイング。歓声が上がる中、打球は右中間深くに落ちた。
今季はレギュラーをつかめず、ここまでスタメン出場は1試合のみ。それでも「いつ出番が来てもいいように」と、ベンチ裏での準備は周到だ。この日、代打で同点打を放ったベテラン中村晃もいい手本。「一つ一つの確認が細かい。途中から出る身として勉強になる」と敬意を払う。
小久保監督は「目が合った瞬間、プレーできる準備をしてくれている。いつでもいける、というのが分かっているので、安心感がある」と信頼を寄せる。不可欠なピースとして、首位を走るチームを支えている。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
写真特集
-
【大相撲】大関・琴ノ若
-
【女子フィギュア】千葉百音
-
【野球】野球殿堂に入った名選手
-
【駅伝】第100回箱根駅伝
-
【女子フィギュア】吉田陽菜
-
【男子フィギュア】山本草太
-
【野球】日本シリーズ関西対決 阪神が38年ぶり日本一
-
【MLB】ドジャースの歴代日本選手