2024-03-14 08:00地域

からむし織体験、記念の作品展 福島県昭和村

 福島県昭和村の交流・観光拠点施設「喰丸小(くいまるしょう)」で、村で受け継がれる「からむし織」の作品展が開かれている。伝統技術の体験生制度30周年を記念したもので、歴代の体験生が仕立てた約120点が並ぶ。15日まで。
 からむし織は、茎の外皮内側の繊維から糸が作れる植物「カラムシ」を用いた織物。体験生は5月から翌年3月まで、伝統的な農法や糸の績(う)み方、手織りを学び、課題の半幅帯などを制作する。1994年度の制度開始以来、138人が参加している。
 のれんを制作した30期生の副島加奈子さんは「縦糸と横糸の種類を変えると風合いも変わる」と、からむし織の魅力を語った。【もぎたて便】

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