角田、前戦のミス挽回=己と向き合った夜―F1
自動車F1シリーズの終盤戦で、参戦3年目の角田裕毅(アルファタウリ)が躍動している。第21戦サンパウロ・グランプリ(GP)では、約100キロの距離で争う4日のスプリントで6位(3ポイント)に入ると、5日の決勝でも9位(2ポイント)。「(決勝は)16番手スタートから入賞なので本当に驚いている」と喜びをあらわにした。
サンパウロGPでは5ポイントを獲得。第19戦米国GP決勝でも8位に入賞し、最速ラップのボーナスを加えて5ポイントを得ており、直近3戦で10ポイントを上積みした。
角田らの活躍により、製造者部門で8位のアルファタウリ(21ポイント)は7位ウィリアムズ(28ポイント)を視界に捉えた。残り2戦。角田も「マシンは大きく改善されている。この調子をキープしたい」と逆転への意欲は高い。
角田個人としては、第20戦メキシコGP決勝でのミスを挽回した形だ。このレースの8番手走行中に、オスカー・ピアストリ(オーストラリア、マクラーレン)とのバトルで熱くなった。我慢し切れず、強引に抜こうとして接触。スピンして大きく順位を落とし、最後は12位で入賞を逃した。
レース後、「全ての予定をキャンセルしてホテルの部屋にこもった」と角田。「8位や9位ではなく、もしかしたら5位だったかもしれない。接触のリスクを負ってまで抜こうとすることは、入賞圏内にいるドライバーがやるべきではなかった」
独りになって自分と向き合い、メキシコの夜を過ごした23歳。サンパウロではさまざまな状況に冷静に対処し、結果につなげた。(時事)
[時事通信社]
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