巡視船航海士ら書類送検=漁船と衝突、往来危険容疑―海保
沖縄県糸満市沖で昨年11月、第11管区海上保安本部(那覇市)の巡視船「りゅうきゅう」(3100トン)とマグロ漁船(12トン)が衝突した事故で、同本部は17日、業務上過失往来危険容疑で、巡視船の主任航海士2人と、漁船の男性船長(74)を書類送検した。同本部によると、双方が見張りを怠って相手に気付くのが遅れたことが原因で、いずれも容疑を認めているという。
事故は昨年11月23日朝、糸満市の喜屋武岬から約80キロの海上で、那覇海保に帰港中のりゅうきゅうが、操業中だった沖縄近海鮪漁協所属の漁船と衝突。双方の乗員計35人にけがはなく、油の流出などもなかった。
同本部によると、31歳の主任航海士が操船を指揮、59歳の航海士が見張りを担当していた。
山田宏一那覇海上保安部長の話 再発防止と安全運航の徹底を図り、県民の皆さまの信頼回復に努めたい。
[時事通信社]
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