2023.02.09
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対馬・観音寺仏像盗難事件
長崎県対馬市の観音寺から盗まれた「観世音菩薩坐像」=韓国政府提供【AFP時事】 長崎県対馬市の観音寺から2012年、韓国人窃盗団が盗んで韓国に持ち込んだ県指定文化財の仏像「観世音菩薩坐像」に関し、韓国中部・大田高裁は23年2月1日、韓国の寺の所有権を認めた一審判決を取り消し、訴えを棄却する判決を言い渡した。原告の韓国の寺側は上告する意向を示した。 日本政府が仏像の引き渡しを求めてきたが、韓国中部・瑞山の浮石寺が、14世紀に日本人主体の海賊「倭寇」によって持ち去られたと所有権を主張して提訴。大田地裁は17年1月、浮石寺の主張を認める判決を出し、被告の韓国政府が控訴していた。