2024.01.09 その他

令和6年能登半島地震 (9/164)

能登半島地震で孤立した地域から避難者を運ぶ航空自衛隊のUH60ヘリコプター=2024年1月6日[防衛省統合幕僚監部提供]【時事通信社】 今回は半島の地形や道路状況が壁となり、活動が制約を受けた。1日の現地活動人数は、発生3日目に2000人、最大で7000人。2016年の熊本地震では3日目に1万4000人、最大2万5000人だったのと比べると少なく、「小出し」「逐次投入」との批判も出た。 防衛省幹部は批判に対し、「活動可能な人数は最大、最速で投入した」と説明する。北陸3県の陸自定員は1400人で、初日に投入した1000人はほぼ総動員に近かった。道路被害の大きさを確認してからは、航空中心の運用を決め、発生9時間後にはヘリコプターで現地に物資や人を送った。人命救助や輸送活動で空路が占める割合は過去最大規模で、活動人数も被災者数や被災面積当たりの自衛官数で見ると、熊本地震の倍近いという。(2024年02月04日)