【自動車】ホンダ「F1挑戦の歴史」
初めてF1総合王者となり、歓喜するレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(オランダ)=2021年12月12日、アブダビ【AFP時事】 自動車のF1世界選手権シリーズ最終第22戦、アブダビ・グランプリ(GP)は12日、ヤス・マリーナ・サーキットで決勝が行われ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(24)=オランダ=が優勝し、自身初のワールドチャンピオン(年間王者)に輝いた。ホンダはエンジンを含むパワーユニット(PU)供給元として2015年から続けてきたF1活動を今季限りで終えるが、有終の美を飾った。 ホンダエンジン搭載車で年間王者になったのは、1991年にマクラーレン・ホンダで頂点に立った名ドライバー、アイルトン・セナ(ブラジル)以来30年ぶり。製造者部門はメルセデスが8連覇を飾り、レッドブル・ホンダは年間2位で2冠はならなかった。 ドライバーズ部門で年間王者を争ったフェルスタッペンとルイス・ハミルトン(英国、メルセデス)は同点で最終戦へ。ポールポジションから出たフェルスタッペンはスタートでハミルトンにトップを奪われて苦戦。しかし、最終盤に事故でセーフティーカーが導入され、残り1周でレースが再開されると、2番手だったフェルスタッペンがトップのハミルトンを抜いて優勝。今季10勝目を挙げた。アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は自己最高の4位に入賞した。 ホンダは本業で四輪車の電動化に注力することなどを理由に、昨年10月に今季限りでF1活動を終えることを発表していた。