空飛ぶセグウェイ 仏北部サンガットを離陸し、ドーバー海峡へ向かう発明家フランキー・サパタ氏=2019年8月4日【AFP時事】 複数の小型ジェットエンジンを搭載し空に浮く「フライボード・エア」を製作したフランス人発明家フランキー・サパタ氏(40)が4日、空を飛んで英仏間のドーバー海峡横断に成功した。AFP通信が報じた。円盤状のフライボード・エアに一人で立って飛行する様子は「空飛ぶセグウェイ(立ち乗り式電動二輪車)」の異名で知られる。サパタ氏は7月25日にも海峡の横断を試みたが、海に落ちて失敗していた。 AFPによると、サパタ氏は、仏北部サンガットを離陸し、幅約35キロのドーバー海峡を22分で横断した。ヘルメットに装着された計測器によれば、時速160〜170キロの速度で海峡を渡った。 背中に燃料を背負い、海面上空15〜20メートルを飛行した。飛行継続時間は約10分が限界のため、海上の船に一度着陸して「給油」しなければならなかった。