【歴代】ベルリン国際映画祭 (5/56)

第65回ベルリン国際映画祭の授賞式が14日夜に行われ、最高賞の「金熊賞」にイラン映画「タクシー」(ジャファル・パナヒ監督)が選ばれた。日本のSABU監督の「天の茶助」は受賞を逃した。 パナヒ監督はイラン反体制派を支持したとして、当局から映画制作を禁じられているが、首都テヘランで自らタクシー運転手となり、乗り込んでくる人々の率直な話をドキュメンタリー風につづった。監督は出国が許されておらず、授賞式に出席できなかった。 短編部門では瀬戸桃子監督(写真)の「プラネットΣ」が特別賞を受賞した。瀬戸監督は記者会見で、「全く予期していなかったので、ステージ上で『ありがとう』しか言えませんでした。感動しています」と興奮気味に語った(2015年02月14日) 【EPA=時事】