一般向けは5月下旬にも コロナワクチン接種、16歳以上が対象―政府調整
政府は、新型コロナウイルスのワクチンについて、早ければ5月下旬にも一般国民向けに接種を開始する方向で調整に入った。対象年齢はおおむね16歳以上とする方針だ。複数の政府・自民党関係者が20日、明らかにした。
国内の感染拡大を抑えるため、政府は全国民への無料のワクチン接種を計画。(1)医療従事者(2)65歳以上の高齢者(3)基礎疾患がある人―などの順に進め、一般国民は5月下旬から6月上旬の開始を想定しているという。
加藤勝信官房長官は20日の記者会見で、ワクチンについて「海外では治験データに基づき(米製薬大手)ファイザー社のワクチンは16歳以上に接種している」と指摘。政府は海外事例を踏まえ、16歳未満を当面、対象外とする考えだ。
ファイザーは昨年12月、厚生労働省にワクチンの薬事承認を申請。これを受け、菅義偉首相は2月下旬までに接種を開始すると表明している。米モデルナや英アストラゼネカからも供給を受ける予定だが、準備状況次第では、政府が描く日程がずれ込む可能性もある。
加藤氏はまた、接種体制の整備の一環として「自治体の内部業務で、マイナンバーをIDとして活用する案を含めて検討している」と説明。その一方で「マイナンバーカードそのものを使うことは想定していない」とも述べた。(2021/01/20-21:39)
Japan COVID-19 Vaccine Age Requirement Likely to Be 16 or Older
Japan plans to set the age requirement for receiving a COVID-19 vaccine developed by U.S. pharmaceutical giant Pfizer Inc. at 16 years or older, Chief Cabinet Secretary Katsunobu Kato suggested Wednesday.
"Foreign countries are administering the Pfizer vaccine to those aged 16 and up, on the basis of data from clinical trials," Kato said at a press conference.
A senior government official said the government will consider making people aged 16 or older eligible for vaccinations.
The U.S. drug giant asked the health ministry to approve its vaccine against the novel coronavirus last December. Prime Minister Yoshihide Suga has since announced that Japan will start inoculating people from late February.
Kato said that the government "is not in a situation to announce a detailed schedule" for vaccinations for ordinary citizens aged below 65.
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