家で楽しむ「メロン狩り」 ビデオ会議システム活用―茨城
「おうちでメロン狩り」。メロン生産量日本一の茨城県は7日、ビデオ会議システムを活用し、「オンラインメロン狩り」を初開催した。新型コロナウイルスの影響で「新しい生活様式」が呼び掛けられる中、生産者と消費者を画面越しにつなぐ新たなイベントだ。
県は、メロンが食べ頃を迎える毎年6月ごろ、東京都内の百貨店などで販売PRを行ってきた。今年は新型コロナ感染拡大の影響で実施が難しくなったが、「何とかPRしたい」(県担当者)と、リモートでのメロン狩りを発案した。
イベントは同県鉾田市のメロン農園で開かれ、全国から小学生以下の子どもと保護者ら計20組が参加。画面の向こうには農園が広がり、JAほこたの市村知一さんが栽培のポイントなどをレクチャーした。子どもらからは「何でメロンはしましまなの?」「中央が甘くて、外側が甘くないのはどうして?」などの質問が次々と飛んだ。
その後は「収穫」。あらかじめ農家が選んだ20個を画面上で観察し、希望を紙に書いてもらった。希望が重なった場合はじゃんけんで決めた。メロンは後日、摘果して配送する。
大阪府豊中市から参加した今村歩美さん(40)は「家族全員メロンが好き。大阪の周りでメロン狩りをできる場所がなく、参加した。他の家族も一緒なので、すごく楽しかった」と話した。娘の心陽さん(7)も「楽しかった」と笑顔を浮かべた。(2020/06/08-07:14)
Ibaraki Pref. Holds Online Melon Picking Event
Ibaraki Prefecture, the largest producer of melons in Japan, held on Sunday an online melon picking event for the first time using a videoconferencing system.
The event was intended to connect producers with consumers at a time when people are urged embrace a "new normal" in their lifestyle in the fight against the coronavirus.
Every June, when melons get ripe, the eastern Japan prefecture used to promote sales of its melons at department stores and other locations. This year, however, the prefecture found it difficult to engage in such activities due to the viral outbreak.
After searching for new ways to advertise its melons, the prefecture came to the idea of holding the online picking event.
The event was held at a melon farm in the city of Hokota in Ibaraki, with the online participation of 20 groups of elementary school or younger children and their guardians from across Japan.
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