ラーメン作り、家で楽しんで 日本人店主、持ち帰りに活路―ドイツ
【フランクフルト時事】ドイツでは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、店内での飲食サービスの提供が原則禁止される中、多くのレストランが休業している。厳しい経営環境に直面する中、西部フランクフルトの日本人店主は持ち帰りラーメンの販売を始め、逆境に立ち向かっている。
レストラン「無垢(むく)」では、顧客が自宅でとんこつラーメンを作れる麺やスープ、具材のセットを開発。店員がドイツ語と日本語で、麺のゆで方や湯切りのコツを実演する動画をインターネット上に公開し、ラーメンになじみのないドイツ人でも手軽に調理してもらえるよう知恵を絞った。
無垢では3月下旬以降、売上高が前月同期に比べ半減。ただ、持ち帰りメニューの導入で踏ん張り、客足はそれほど減っていないという。山梨県出身の店主の山本真一さんは「外出制限で楽しみが少なくなる中、自宅でシェフになった気分で新鮮な体験をしてもらえたら」と話す。
山本さんは従業員13人を雇用しているが、独政府は、時短勤務で削減された手取り給与の最大6割程度を補償している。山本さんは「政府支援は手厚い。何としてもこの危機を乗り越えたい」と意気込んでいる。(2020/04/13-07:57)
Japanese Restaurant in Germany Weathers Lockdown with Ramen Kits
A Japanese restaurant in Frankfurt has found a clever way of keeping its business afloat amid the coronavirus pandemic by selling takeout ramen kits.
The COVID-19 crisis has forced many restaurants in Germany to shut down as in-store dining is banned.
The Japanese restaurant Muku has developed a kit of noodles, soup and other ingredients so that customers can cook their own "tonkotsu" pork-bone broth ramen at home.
The store has published a video online on tips to boil and strain the water off the noodles in German and Japanese, an effort to make it easy for German customers who are not familiar with ramen to cook the kit.
Muku has seen its sales fall by half from a month before since late March. However, the store has not seen a drastic fall in customers, as people use its takeout services.
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