横綱照ノ富士が引退 優勝10回、けがに苦しむ―大相撲
大相撲の横綱照ノ富士(33)=本名杉野森正山、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が現役を引退する意向を固めたことが16日、分かった。関係者が明らかにした。横綱の引退は2021年秋場所後の白鵬(現宮城野親方)以来。
古傷を抱える両膝の痛みや持病の糖尿病などに苦しみ、24年の皆勤は初、名古屋の2場所だけ。いずれの場所も賜杯を抱いて目標としていた優勝10回を果たしたが、その後は全休が続き、3場所ぶりに出場した初場所は4日目に翔猿に金星を与えて2敗目を喫し、5日目から休場していた。日本国籍を取得しており、今後は部屋付き親方として後進の指導に当たる。
初優勝した15年夏場所後に大関昇進を果たしたが、両膝のけがなどで序二段まで転落。再入幕した20年7月場所で幕尻優勝を遂げるなど、努力を重ねて再起。大関に返り咲いた21年夏場所で4度目の賜杯を抱き、同年名古屋場所後に73人目、モンゴル出身としては朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜に続く5人目の横綱に上り詰めた。
一人横綱として角界の屋台骨を支える一方、横綱在位21場所で13度の休場を重ねるなど、最高位でもけがなどに悩まされた。三賞受賞は9回(殊勲3、敢闘3、技能3)。(2025/01/16-23:42)
Yokozuna Sumo Wrestler Terunofuji to Retire
Yokozuna sumo wrestler Terunofuji plans to retire, people familiar with the matter said Thursday.
The 33-year-old Mongolian-born wrestler, suffering from pain in both knees and chronic diabetes, fully competed in only two of the six grand tournaments last year.
Terunofuji pulled out of the ongoing New Year's grand tournament on the fifth day on Thursday after falling to 2-2 on Wednesday.
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