9月の鉱工業生産、1.4%上昇 2カ月ぶり、自動車けん引―経産省
経済産業省が31日発表した9月の鉱工業生産指数速報値(2020年=100、季節調整済み)は101.1と、前月比1.4%上昇した。プラスは2カ月ぶり。台風10号による工場稼働停止の影響で8月に大幅に落ち込んだ自動車工業の生産が稼働再開で戻り、全体を押し上げた。基調判断は「一進一退で推移している」に据え置いた。
生産は全15業種のうち10業種が上昇した。自動車工業は、普通乗用車などの生産が戻り7.1%上昇、無機・有機化学工業は6.6%のプラス。猛暑に伴いエアコン生産が好調だった電気・情報通信機械工業は2.2%上昇した。
生産が低下した5業種のうち、生産用機械工業は1.7%のマイナス。半導体製造装置の中国や国内向けの生産減少などが響いた。(2024/10/31-12:00)
Japan Industrial Output Rises 1.4 Pct in Sept.
Japan's industrial production in September rose 1.4 pct from the previous month, jacked up by a recovery in the automobile sector, the industry ministry said Thursday.
Production in the sector jumped 7.1 pct after a plunge in August due to a suspension of vehicle factories caused by Typhoon Shanshan.
The seasonally adjusted production index for the manufacturing and mining sectors stood at 101.1 against the 2020 base of 100, the ministry said.
The ministry left its basic assessment unchanged, saying that industrial production is fluctuating "indecisively."
Ten of the 15 surveyed industries logged higher production.
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