損保カルテルで調査開始 大手4社、企業向け保険対象―公取委
損害保険の大手4社が企業向け保険の保険料を事前に調整したとして、カルテルの可能性が指摘されている問題で、公正取引委員会が独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで調査に乗り出したことが7日、関係者への取材で分かった。同日、公取委が各社に調査開始を伝えたという。10日に各社の担当者を呼び、関係資料の提出などを求めるとみられる。
調査対象となったのは、東京海上日動火災保険、損害保険ジャパン、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険の大手4社。
違反行為が確認されれば、排除措置命令などの行政処分が出される見込みで、公取委は関係者の聴取を進めながら、慎重に調査する。(2023/08/07-21:24)
Japan FTC Launches Probe into 4 Nonlife Insurers
Japan's Fair Trade Commission has launched an investigation of four major nonlife insurance companies suspected of forming an illegal cartel over insurance premiums for corporate clients, informed sources said Monday.
The four companies subject to the probe over alleged unfair restraint of trade are Tokio Marine & Nichido Fire Insurance Co., Sompo Japan Insurance Inc., Mitsui Sumitomo Insurance Co. and Aioi Nissay Dowa Insurance Co.
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