「インド太平洋」で連携強化 最大港整備を支援―日ケニア首脳
【ナイロビ時事】アフリカを歴訪中の岸田文雄首相は3日午前(日本時間同日午後)、3カ国目となるケニアの首都ナイロビでルト大統領と会談した。中国の覇権主義的な動きを念頭に置いた「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」構想実現に向け、連携の強化を確認。東アフリカ最大のモンバサ港整備などに関し、日本が着実に支援することを申し合わせた。
日本政府はケニアをFOIPの「同志国」と位置付ける。首相は会談で、2030年までにインド太平洋地域のインフラ支援に官民で750億ドル(約10兆円)以上を拠出することを柱に3月に公表したFOIP新行動計画を説明した。
両首脳はロシアのウクライナ侵攻について協議し、ロシアを非難する立場で一致した。この後の共同記者発表で、首相は「力による一方的な現状変更であり、明白な国際法違反だ」と指摘。大統領は「国際社会に呼び掛ける。連携し、戦争を停止させなくてはならない」と訴えた。
会談では戦闘が続くスーダン情勢についても意見交換。首相はケニアがジブチや南スーダンと共に調停に意欲を示していることを支持する考えを伝えた。(2023/05/03-20:13)
Japan, Kenya Leaders Affirm Cooperation for Free, Open Indo-Pacific
Japanese Prime Minister Fumio Kishida and Kenyan President William Ruto affirmed on Wednesday that their countries will strengthen cooperation to realize a free and open Indo-Pacific region in the face of China's hegemonic moves.
Kishida and Ruto met in Nairobi, the capital of Kenya, the third destination of the Japanese leader's ongoing Africa tour.
The two agreed that Japan will provide steady support for the development of the Port of Mombasa, the largest port in East Africa.
The Japanese government views Kenya as a "like-minded country" in realizing the free and open Indo-Pacific, or FOIP, vision.
Kishida briefed the Kenyan president on an FOIP action plan released in March that calls for more than 75 billion dollars in public-private aid for infrastructure development in the Indo-Pacific region by 2030.
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