ビール類市場、18年ぶりプラス コロナ禍の反動、業務用好調―22年
ビール類(ビール、発泡酒、第三のビール)の大手4社による2022年販売実績が13日、出そろった。コロナ禍で落ち込んでいた飲食店向けの業務用販売が上向き、ビール類の市場規模は各社の推計で前年を2~3%程度上回った。前年比プラスは04年以来18年ぶり。ただ、コロナ禍前の19年と比べると1割程度のマイナスだったもようだ。
会社別の実績は、販売数量を公表しているキリンビールが前年比2.5%減、サントリーが5%増、サッポロビールが3.2%増。実績を数量でなく金額で公表しているアサヒビールは前年比10.1%増だった。
各社とも飲食店向けのビールが好調だった。キリンの販売数量減少には、酒税改正に伴う20年秋の増税で割安感が薄れた第三のビールの割合が高いことが響いた。
23年のビール類市場は3%程度のマイナスとなる見通し。10月にはビール減税と第三のビール増税が予定されており、各社は減税されるビールの販売拡大で他の落ち込みを補いたい考えだ。
キリンビールの堀口英樹社長は13日の記者会見で「ビールには大きなチャンスがある」と強調。主力の「一番搾り」のリニューアルや「スプリングバレー」シリーズの認知度向上に取り組む考えを示した。(2023/01/13-17:05)
Japan Beer Sales Grow for 1st Time in 18 Years in 2022
Beer and quasi-beer sales in Japan grew 2-3 pct year on year in 2022, marking the first expansion in 18 years, estimated data from four major domestic brewers showed Friday.
Sales to restaurants and bars recovered from the COVID-19 pandemic. But total sales were down around 10 pct compared with 2019, before the pandemic.
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