8種類の感染症選定 国産ワクチン開発支援―新型コロナやサル痘など・厚労省
厚生労働省の専門部会は7日までに、国産ワクチン開発を重点的に支援する対象の感染症について、新型コロナウイルスやデング熱、サル痘など8種類を選んだ。将来のパンデミック(世界的大流行)に備え、ワクチン開発を進める企業などを支援する。
他に選ばれたのは、季節性インフルエンザウイルスや蚊が媒介するジカウイルス(ジカ熱)、乳幼児に肺炎を引き起こすRSウイルス、手足口病の原因となるエンテロウイルス、急性脳炎となるニパウイルスによる感染症。
選定に当たっては、有効なワクチンの有無やヒトからヒトへの感染のしやすさを考慮。日本国内で患者が確保できない状況を想定し、海外で臨床試験(治験)が期待できるかどうかなども検討した。
新型コロナワクチンをめぐっては、欧米や中国と比べ開発が遅れた経緯がある。政府は3月、日本医療研究開発機構(AMED)内に、国産ワクチン開発の司令塔機能を担う「先進的研究開発戦略センター(SCARDA)」を設立。国内での開発加速を目指している。(2022/07/07-04:32)
Japan Picks Out 8 Infectious Diseases to Aid Vaccine Development
A Japanese health ministry panel has picked out eight infectious diseases, including COVID-19 and monkeypox, to offer intensive support for the development of Japanese-made vaccines in case of future pandemics.
The infectious diseases also include dengue fever and seasonal influenza, as well as those caused by the Zika virus, the respiratory syncytial virus, enterovirus and the Nipah virus.
The panel chose the eight diseases based on the availability of effective vaccines and human-to-human transmissibility.
Assuming that there might be not enough patients for clinical trials in Japan, the panel also considered the possibility of clinical trials being held overseas.
In the wake of the COVID-19 pandemic, Japan lagged behind European countries, the United States and China in developing vaccines.
最新ニュース
-
主な日本選手の成績(18日)=欧州サッカー
-
久常、星野が決勝ラウンドへ=米男子ゴルフ
-
日本は2連敗=ハンドボール・男子世界選手権
-
日韓関係「重要性変わらず」=石破首相、訪米調整大詰め
-
カブス鈴木は主にDH=米大リーグ
写真特集
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎
-
【駅伝】第101回箱根駅伝〔2025〕
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕